2006年08月26日

親子鷹




息子:父ちゃん、父ちゃんは昔、社会人リーグの野球選手だったんだってね。

父親:・・・母さんから聞いたのか。

息子:お願いだ!父ちゃん、俺に野球を教えてくれ!何としてでも野球部でレギュラーを獲りたいんだ!

父親:・・・。

息子:頼む!父ちゃん!・・・ダメかい?

父親:・・・お前の目標は野球部のレギュラー程度のものなのか?

息子:・・・いや、できれば選抜で甲子園に行きたい。甲子園でホームランを打ってみたいんだ。

父親:「選抜高校野球で甲子園出場」・・・それがお前の目標か?

息子:・・・うーん、できればその後は大学に進学させてほしい。神宮での優勝を味わってみたいんだ。

父親:大学野球の頂点ごときがお前の最終目標なのか?

息子:違う!もちろん最後はプロでやれたらと考えているんだ!

父親:ほう。プロ野球選手になってもせいぜい15年。それがお前の夢のゴールか?

息子:うっ・・・いや、その後のことはあまり考えたことがなかったが・・

父親:現役を引退したらどうするつもりだ?

息子:うーん・・・そうか!その後は指導者。つまりコーチや監督になれれば最高なんだ。

父親:そうだ!よく気が付いたな!

息子:・・・監督こそ俺の野球人生の最終目標だ。

父親:それに気が付けばよい。さすがはワシの息子だ。さあ特訓をはじめるぞ!

息子:ありがとう!父ちゃん!

父親:まずは「試合後の談話」の特訓だ!ワシに続け!

息子:おう!

父親:「せめて先発に5回は投げてもらわんと。」ハイ!

息子:せめて先発に5回は投げてもらわんと。

父親:見ての通り。監督の采配ミスですわ。

息子:見ての通り。監督の采配ミスですわ。

父親:みんな四球から自滅しとる。今日の空模様みたいなゲームやったわ。

息子:みんな四球から自滅しとる。今日の空模様みたいなゲームやったわ。

父親:あの判定はないやろ、あれで完全にゲームの流れが変わったわ。

息子:あの判定はないやろ、あれで完全にゲームの流れが変わったわ。

父親:最下位に1ゲーム差?ヨソはヨソ、ウチはウチですから。

息子:最下位に1ゲーム差?ヨソはヨソ、ウチはウチですから。

父親:(連夜のサヨナラ負けに)・・・今日は勘弁したって・・・

息子:(連夜のサヨナラ負けに)・・・今日は勘弁したって・・・

父親:(進退問題を問われ)すべてオーナーに聞いてください・・

息子:(進退問題を問われ)すべてオーナーに聞いてください・・

父親:・・・今後は少し離れたところから野球を勉強させてもらいますわ

息子:と、父ちゃん!ちょっと待って!あれ?何か変だ!何か・・・!
posted by 鈍ツウ at 11:24| Comment(2) | TrackBack(1) | ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月19日

浮世


代議士は大きな問題を抱えていた。彼の手腕をもって処理することはたやすかったが、いわゆる世間の批判を恐れて実行に移せないでいたのだった。彼が不安を抱えたまま執務室に入ると、いったいどこから入ってきたのか、一人の中年男性が机のそばに立っていたのだった。



代議士:あなたは誰ですか?

謎の男:アタシですか?アタシはいわゆる「世間」とか「世」とか呼ばれているものです。

代議士:「世間」?「世」?

謎の男:ええ、あなたのような人のそばにやってきてアドバイスするのがアタシの役目でして。

代議士:ほう、確かに私は今から私が行う行動の結果を世間がどう評価するかを気にしていますがね。

謎の男:でしょ、アタシの目を気にしているんでしょ。

代議士:確かに世間の目を気にしていますが、いったいどういうアドバイスをしてくれるんですか?

謎の男:いやね、アタシが言いたいことは意外とアタシは狭いって事ですよ。

代議士:それぐらい知ってますよ。世間は狭いってよく言いますから。

謎の男:あのね、本当にアタシは狭いですよ〜。つくづくそう思いますね。

代議士:わかりましたよ、あなたが言うんだからきっと相当狭いんでしょうな。

謎の男:さすがに代議士さんだ。きっとアタシを渡るのも上手なんでしょうな。

代議士:確かに「世渡り上手」とか言われますけどね!

謎の男:で、アタシを渡ったら鬼はいましたか?

代議士:まあ「渡る世間に鬼はなし」って言うけどね。そんなことよりアドバイスはどうなったんですか?

謎の男:それとも逆に鬼ばかりでしたか?

代議士:それはテレビの番組だよ!

謎の男:あなた意外と私の事知らないでしょ?

代議士:世間知らずって言いたいんだろ!

謎の男:アタシのことをはかなんで自殺とかするでしょ?

代議士:世をはかなんで自殺することはあってもお前みたいなオッサンをはかなむ気にならないよ!

謎の男:なんか会談の前にあたりさわりのないアタシ話ばっかりするでしょ。

代議士:いやいや世間話から入るのは普通だろ!

謎の男:私も「末」だと思っているんでしょ。

代議士:お前みたいなヤツが現れること自体世も末だけどね!

謎の男:まあ、私は文字通り「世」をしのぶ仮の姿なんですけどね。

代議士:うまいこと言ってないで早くアドバイスしろよ!

謎の男:でもまあ世はまさにマイコン・ブームでしょ。

代議士:古いよ!いまどきマイコンなんて死語だろ!お前はいつの時代の「世」なんだよ!

謎の男:これが世に言う文化大革命ですよ。

代議士:デタラメを言うな!適当に「世」の言い回し使っているだけじゃねえか!アドバイスする気がないなら帰れ!

謎の男:じゃあ「世」もふけてきたのでこのあたりで失礼します。

代議士:ブーッ!それは「夜」でした!

謎の男:し、しまった・・・・



後ずさりをして出て行く謎の男。ため息をついて椅子に体を沈める代議士。執務室には小さな空調の音だけが残されていた。


おわり
posted by 鈍ツウ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月17日

小さな画像で一言

954886_c5a9eba44e_m.jpg

それじゃオツム・ジャパンだよ!


posted by 鈍ツウ at 01:38| Comment(3) | TrackBack(0) | ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

一行ツッコミ

誰か見ているとは思えないほどのアクセス数の低さよ。 みんな、こっちよー。昔のサイトに行っても何も無いわよー。これはきっと記事を書いていないからだろうなあ。わかりましたよ、はいはい書きますよ。(イヤイヤやるなよ!) 久しぶりに一行ツッコミでもどうぞ
侍になったばかりのころに落ち込むことをサムライ・ブルーと呼ぶわけじゃないよ!
確かにトイレ休憩の後で間違えて違うバスに乗っちゃうことがあるけども!
なるほど。カップスープ飲みながら歌うから「世界三大クノール」と呼ばれるのか・・・ってオイ!
世の中の全員が「台風一家」って勘違いしていたわけじゃないよ!
単にネタのクォリティが低いだけのような気がしてきた。
posted by 鈍ツウ at 01:12| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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