2005年03月30日

エロ戦時中

先日の記事で



それは中学生のとき。「看護婦はいつも男性患者の裸体を見ているから欲求不満なんだって」という情報を仕入れてきた友人の輝く目だったよ。



というネタを書いたが、これは事実だった。今の中学生はインターネットやヘア公然の雑誌があるから僕らのような苦労はないだろう。僕らにはそんな便利なものがなかったから性に関する情報収集はひと苦労だったのだ。戦時中の食糧難を語る年寄りのように僕らが体験したエロ食料難の時代も語り継いでいかなくてはいけないと思う。僕らは自分達がエロ情報不足で苦労したから、それこそ文字通り、自分のムスコには同じ苦労をさせたくないのだ。だから自分のムスコかわいさに色々と与えすぎてしまうのだろう。



さて中学生たちよ。今の君たちは色々なオカズがたくさんあってそれが当たり前だと思っているだろうけどオジさんたちが中学生ぐらいのときなんか、グラビアの一枚に写っているモデルの股間にうっすらと黒い陰が見えるか見えないかというだけで「これは毛だ」「いや影だ」という論争になって、とにもかくにもそのグラビアのイメージだけで一週間ぐらいのオカズになったんだ。たまに誰かが兄貴のビニール本みたいなヤツをくすねてくると「こんなご馳走は盆と正月が一緒に来たみたいだね」なんて言って笑ったもんだ。



例の看護婦の情報を仕入れてきた友人の会話もこんなもんだった。





友A:みんな!ニュース、ニュース。看護婦っていつも欲求不満なんだってさ!

友B:本当かよ、どうせまたデマだろう?

友A:本当だって。この雑誌の文通コーナーを見てくれよ。





そういって彼が出したのは怪しいB級エロ週刊誌の情報交換コーナーの書き込みで、そこには20歳の看護婦ですが毎日男性の裸を見ているため欲求不満で仕方がありません。おつきあいしてくれる男性を探しています。という文面が書かれてあったのだ。彼が言うには同じような文面が毎月載っているため、一般的に看護婦は欲求不満で誰でもいいから相手を探しているのものだということだった。彼の話を聞いた僕ら一同は、





友C:なーるほど!

友D:ぃよっしゃあ!





これはもう、サッカーで言えば相手チームの司令塔がケガをしたという情報を仕入れたに等しかった。目を閉じて天を仰ぎ情報の重みを満喫する者、何の根拠もなくこれで8割方もらったも同然みたいな表情でうなずく者。何か思い付いたかのようにあわてて家に帰る者。たったこれだけの情報が僕らにとっては貴重な存在だったのだ。やがて次の月にはその彼がまた新しい情報を仕入れてくるのだった。





友A:ニュース!オーデコロンって女を興奮させる作用があるんだってさ!

友E:本当か!よーし早速買いに行こうぜ!





そして、こうした情報がウソだと判明するたびに僕らはまるで玉音放送を聞く国民のようにうなだれながらその報告を甘受していったのだった。だから情報というものの恐ろしさを身をもって知っている世代だと胸を張って言えるのである。それにしてもエロ戦後は遠くになりにけり、である。



ところでこの文章を中学生が読むとはとても思えない。
posted by 鈍ツウ at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Weblog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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